企業の採用活動や販促、会社案内、商品・サービスのPRなどに「漫画」を活用する企業が増えています。一方で、いざ漫画を制作しようとすると、
- 「どの漫画制作会社に依頼すればいいのかわからない」
- 「制作会社によって何が違うの?」
- 「料金だけで選んで大丈夫?」
- 「自社の目的に合った漫画を作ってもらえる?」
- 「完成してからイメージと違った…となるのが不安」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
漫画制作会社は、単に「漫画を描いてくれる会社」ではありません。企画・構成・シナリオ・漫画制作・デザイン・印刷・Web展開など、会社によって対応できる範囲や得意分野が異なります。そのため、重要なのは「自社の目的に合った会社を選ぶこと」です。
この記事では、企業が漫画制作会社を選ぶ際に確認しておきたいいくつかのポイントを紹介します。
漫画制作会社選びで最も重要なのは「何のために漫画を作るのか」
漫画制作会社を探す前に、まず決めておきたいのが制作目的です。
例えば、
| 目的 | 活用方法(漫画の主な用途) |
| 採用 | 採用パンフレット、仕事紹介動画 |
| 営業・販促 | 商品・サービス紹介漫画、営業資料 |
| 会社案内 | 事業紹介漫画、会社案内パンフレット |
| 教育 | 社内研修ツール、安全マニュアル |
| 広報・PR | イベント案内チラシ、企業PR広告 |
| Web集客 | LP漫画、Web漫画、SNS漫画 |
ご提示いただいた漫画の活用例を目的別に整理した表です。
同じ「企業漫画」でも、目的によって必要な構成や表現は大きく変わります。まずは、「誰に、何を伝え、読後にどんな行動をしてほしいのか」を明確にしましょう。
漫画制作会社を選ぶ7つのチェックポイント
1.自社と同じ目的の制作実績があるか
最初に確認したいのが「実績」です。ただし、制作実績の数だけを見るのはおすすめできません。重要なのは、「自社と同じ目的の漫画を制作した経験があるか」という点です。
チェックしたいポイント
- 制作実績の数
- 自社と同じ用途の実績
- 自社と近い業界の実績
- Web・紙・動画などの対応実績
- 実際の作品を確認できるか
「何件作ったか」だけではなく、「どんな漫画を作ってきたか」を見ることも大切です。
2.漫画を「描く」だけでなく企画・構成まで対応できるか
企業漫画では、絵のクオリティだけではなく企画・シナリオ・構成が非常に重要です。「会社のことを漫画にしたいけれど、何をどう漫画にすればいいかわからない」という場合は、企画段階から相談できる制作会社がおすすめです。
例えば、
ヒアリング
↓
企画
↓
シナリオ制作
↓
ネーム(絵コンテ)
↓
作画
↓
デザイン
↓
納品
というように、上流から納品まで一貫して対応できる会社であれば、発注側の負担も軽減できます。
反対に、シナリオや構成を自社で用意する必要がある会社の場合、社内に制作ノウハウがない企業では発注側の負担が大きくなることがあります。
3.ターゲットに合わせて漫画を作れるか
企業漫画では、「誰に読ませる漫画なのか」が非常に重要です。例えば同じ会社の紹介漫画でも、
- 就活生向け
- 新入社員向け
- 一般消費者向け
- 法人担当者向け
- 経営者向け
では、ストーリーもキャラクターもセリフも変わります。そのため、「どんな人に読んでもらう漫画ですか?」と制作会社側からヒアリングしてくれるかどうかも重要な判断基準です。
ターゲット設定を理解した上で、最適な表現を一緒に考えてくれる会社を選びましょう。
4.料金の安さだけで比較しない
漫画制作会社を選ぶ際、どうしても気になるのが料金です。もちろん予算は重要ですが、「一番安い会社だから」という理由だけで決めるのはおすすめできません。
企業漫画の料金は、
- 企画・ディレクション
- ページ数
- シナリオ作成
- ネーム作成
- 作画(カラー or モノクロ)
- グラフィックデザイン
- 印刷
- Web掲載
- 動画化
- 二次利用
などによって変わります。そのため、単純に「作画1ページ○万円」という数字だけで比較すると、後から追加費用が発生する可能性があります。見積もりを比較するときは、「何が料金に含まれているのか」まで確認しましょう。
5.修正回数・制作工程が明確になっているか
漫画制作では、完成してから「思っていた内容と違う」となることを避ける必要があります。そのため、契約前に制作工程を確認しておきましょう。
例えば、「シナリオ」「ネーム」「作画」という制作工程の場合、どの段階で確認・修正ができるのかを確認します。
特に重要なのがネーム段階で確認・修正ができるかです。ネームとは、漫画のコマ割りや構図、セリフなどを確認するための設計図のようなものです。この段階で内容を確認できれば、完成後の大幅な修正を防ぎやすくなります。
6.著作権・二次利用について確認する
意外と見落としやすいのが、完成した漫画の利用条件です。
例えば、
- 自社Webサイト
- 求人媒体
- パンフレット
- 展示会
- SNS
- YouTube
- 営業資料
など、企業漫画では複数の媒体で漫画を利用したいケースがあります。
特に確認したいのは、
- 利用媒体
- 二次利用の可否
- キャラクターの再利用
- Web・動画への展開
- 修正・改変の可否
などです。
「完成した漫画をどこで、どのように使いたいのか」を制作前に伝えておくと、後のトラブルを防ぎやすくなります。
7.担当者とのコミュニケーションが取りやすいか
最後に、重要なのが担当者との相性・コミュニケーションです。
企業漫画は、一般的なイラスト制作以上に、「自社のことを理解してもらう」必要があります。会社の理念、商品・サービス、仕事内容、社員の想いなど、外部の制作会社には最初はわからない情報も多くあります。
だからこそ、
- 話をきちんと聞いてくれる
- わからないことを質問してくれる
- 漫画の専門用語をわかりやすく説明してくれる
- こちらの要望を整理してくれる
- 提案をしてくれる
といった担当者がいてくれることで制作のスムーズさ、仕上がりの満足度は大きく違ってきます。「こちらの言ったことをそのまま漫画にする会社」ではなく、「目的を理解して一緒に考えてくれる会社」を選ぶ。これが企業漫画では特に重要です。
失敗しない漫画制作会社選びのチェックリスト
最後に、問い合わせや契約の前に確認しておきたい項目をまとめます。
□ 自社と同じ目的の制作実績がある
□ 自社と近い業界の実績がある
□ ターゲット設定から相談できる
□ 企画・構成に対応している
□ シナリオ制作に対応している
□ ネームを確認・修正ができる
□ 見積もりの範囲が明確
□ 著作権・二次利用の条件が明確
□ 印刷・Web・動画などの展開に対応できる
□ 担当者とコミュニケーションが取りやすい
チェックリストを使って複数の制作会社を比較すれば、自社に合った会社を見つけやすくなります。
まとめ
漫画制作会社を選ぶときに最も大切なのは、「どの会社が一番安いか」ではありません。重要なのは、「自社の目的を理解し、成果につながる漫画を一緒に作ってくれる会社か」ということです。
特に企業漫画では、作画のクオリティだけでなく、「企画力」「シナリオ・構成力」「ターゲット理解」「制作実績」「制作体制」「コミュニケーション力」「二次利用への対応」などを総合的に比較することが重要です。
これから企業漫画を制作するのであれば、まずは複数の制作会社に相談し、「自社ならどのような漫画を作るべきか」まで提案してもらうことをおすすめします。
JOBコミでは、商品紹介漫画・販促漫画・採用漫画・会社案内漫画・教育漫画・漫画社史など、企業の目的に合わせた漫画制作に対応しています。
「自社で漫画を作りたいけれど、何から始めればいいかわからない」「クライアントに漫画提案を一緒にしてくれる制作会社を探している」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
