漫画パンフレット「作り方」解説!

漫画パンフレットの作り方 トピックス

社内で漫画パンフレットの企画が持ち上がったけれど、何から手をつければいいのだろう?

「営業資料なら作れるけど、漫画のストーリーなんて作れるのかな……」

企業の魅力、サービスの特徴や導入メリットを分かりやすく伝える手段として効果的な「漫画パンフレット」。その訴求力の高さに魅力を感じつつも、いざ自分が担当者になると、どこから着手すべきか分からず頭を悩ませてしまうというのはよくある話。一般的なパンフレット制作とは違い、シナリオ作成やコマ割り、漫画家の選定など、独特の工程が存在するためです。

この記事では、そんな不安を抱える担当者様に向けて、完成までの具体的なステップ、そして失敗しないための制作のコツまでを分かりやすく解説します。

1. 制作前に必ず整理したい4つの基本軸

まずは企画を形にする前の下準備です。以下の4つの要素を事前に明確にしておくことで、目的がブレない漫画パンフレットを制作することができます。これらの要素は、漫画パンフレットを作る上での「骨子」にあたる部分です。

項目内容
① ペルソナの特定読者像(年齢、性別、職業、役職、性格、容姿 など)、その人の抱える課題
強みの抽出サービスや商品がその課題をどう解決できるのか、核となる魅力を整理する
ゴールの設定読了後、読者にどんな行動をとってほしいか(問い合わせ、応募、購入 など)
④ リソースの把握希望納期、予算規模、部数を把握する

2. 漫画パンフレット制作の流れ(5つのステップ)

事前準備が整った後は、いよいよ実制作のフェーズへと進みましょう。前述した取り、漫画パンフレットには一般的なパンフレット制作とは異なり、シナリオ作成やコマ割りといった独特の工程が存在します。その主なステップは以下の通りです。

Step 1|シナリオ作成(プロット・台本)

制作の第一歩となるのが、物語の台本となるシナリオです。

まずは、漫画全体の大まかな流れを決めるプロットを作成します。ターゲットである読者が抱える課題からスタートし、自社の商品・サービスによって課題が解決され、最終的にどのような行動へつなげるのかを組み立てていきます。プロットの方向性が固まったら、具体的なシナリオへ落とし込みます。「誰が、いつ、どこで、何をするのか」といった場面設定に加え、登場人物のセリフなどもこの段階で決めていきます。

Step 2|ネーム制作(絵コンテ)

確定したシナリオを基に、ネームと呼ばれる絵コンテを作成します。

コマ割り、キャラクターの配置、セリフ(吹き出し)のレイアウト、演出などをラフな絵で描き起こします。シナリオで決めた内容がわかりやすく表現されているか、テンポよく読み進めることができるか、読み手の感情にうまくアプローチできているかといった点を確認フェーズです。

Step 3|作画(ペン入れ・着色)

ネームの内容をもとに、漫画を仕上げていきます。

ペン入れを行い、キャラクターの表情や仕草、背景、カラー/モノクロの仕上げを行います。完成に近いこの段階では、絵とセリフの内容が合っているか、商品・サービスの描写に誤りがないかなども細かく確認しましょう。特に、製品やサービスの仕様、ロゴ、制服、設備など、企業情報に関わる部分は念入りなチェックが必要です。

Step 4|誌面デザイン・DTP

漫画が完成したら、表紙や漫画以外の情報ページをデザインし、冊子全体を一つのパンフレットとしてまとめます。

会社概要、商品・サービスの詳細、導入実績、問い合わせ先など、漫画では伝えきれない情報を誌面に組み込んでいきます。漫画パートだけでなく、表紙や情報ページ、問い合わせへの導線なども含めてデザインすることが、パンフレット全体の訴求力を高めるポイントです。

Step 5|印刷・納品

完成した入稿データを印刷所へ入稿し、印刷・製本を行います。

部数、サイズ、紙の種類、加工、製本方法などを決定し印刷をします。印刷納品後に重大なミスが発覚すると、刷り直しによって納期や費用に影響する可能性があります。そのため、本印刷の前に、色校正や簡易校正を出力し、最終確認をしておくと安心です。

3. 漫画パンフレット制作で失敗しないためのポイント

漫画パンフレットは、漫画として「面白い」だけでは、ビジネス上の成果につながるとは限りません。制作する際には、次の3つのポイントを意識しましょう。

① ターゲットに合った漫画家(絵柄)を選ぶ

漫画の絵柄は、読者が受ける印象を大きく左右します。例えば、若年層向けの商品であれば親しみやすいタッチや勢いのあるタッチ、BtoB向けのサービスであれば信頼感を与えられるタッチなど、ターゲットや商材に合わせて選ぶことが重要です。「ターゲットにどう受け取ってもらいたいか」という視点から選定しましょう。

【よくある失敗例】

社内や決裁者(上司)の好みの絵柄を優先して選んでしまい、本来届けたいターゲット(ペルソナ)に響かない仕上がりになってしまうケースです。あくまで「ターゲット読者にどう受け取ってもらいたいか」という客観的な視点から選定しましょう。

② 情報を詰め込みすぎない

「せっかく漫画を作るのだから、できるだけ多くの情報を入れたい」と考えてしまいがちですが、情報量が多すぎると、漫画のテンポや読みやすさが損なわれてしまいます。漫画で伝える情報と、漫画以外のページで補足する情報を整理し、読者にとって重要なメッセージが埋もれないようにすることが大切です。

【よくある失敗例】

説明を詰め込むあまり吹き出しやコマ内のセリフが長くなり、結果として「文字だらけで読まれない漫画」になってしまうケースです。活字離れの層にも届くという漫画本来の強みが消えてしまうため、メリハリをつけましょう。

③「読んで終わり」にしない

漫画パンフレットの目的は、読者に楽しんでもらうことだけではありません。「面白かった」「分かりやすかった」で終わらず、その先の問い合わせや資料請求、購入、応募などにつなげる必要があります。そのため、漫画のストーリーだけでなく、パンフレット全体の導線設計まで考えて制作することが重要です。

よくある失敗例】

ストーリーの面白さに満足してしまい、それだけで終わってしまうケースです。これでは読者の感情が一番高まっているタイミングで次のアクション(検索、資料請求、電話など)へ誘導できません。漫画の結末からスムーズにアクションにつながる設計を用意しておくことが不可欠です。

4. 信頼できる制作会社の協力が鍵

ここまで見てきたように、漫画パンフレットの制作では、企画段階から完成・納品までにさまざまな専門的な工程があります。特に、漫画ならではの表現力と、企業パンフレットとして必要な情報伝達の両立には、経験やノウハウが欠かせません。

そのため、事前準備の後工程については、社内だけで制作を進めるのではなく、漫画制作の実績がある制作会社に相談しながら進めることも有効な選択肢です。

制作会社に依頼することで、シナリオやネームの制作はもちろん、ターゲットに合わせた漫画家の選定、作画、誌面デザイン、印刷まで、制作に必要な工程をまとめて提案してもらうことが可能となります。社内では気づきにくい「情報量が多すぎないか」「ターゲットに内容が伝わるか」「問い合わせにつながる導線になっているか」といった第三者の視点から、企画そのものを見直せることもメリットです。

ビジネス漫画制作の専門会社株式会社JOBコミでは、貴社の強みやターゲットの課題を深くヒアリングし、マーケティング視点に基づいた漫画パンフレットをご提案します。

社内での企画立案段階からのご相談も承っております。「まずは効果的な活用事例を知りたい」「お見積もりやスケジュール感を確認したい」という方は、ぜひJOBコミへお気軽にお問い合わせください。