古屋 毅 様Vol.5
研究結果をかたちにするとき、
誰もが読めるものにしたかった。
古屋 毅 様
- 制作物
- 歴史漫画書籍
- タイトル
- 『縄文の華 火炎土器の謎に迫る!』
- 規格
- B5・表紙カラー/本編モノクロ・40P
多くの人に触れてもらえる
「読み物」が作りたい
私は8世紀以前の歴史に広く関心を持って色々と調べをしているのですが、その中の1つが今回漫画を制作するに至った火炎土器です。火焔土器はなぜあのような特徴ある造形になったのか、自分なりにたどり着いた答えを機会があるたびに講演会などで話をしてきました。それを一般の人、特に子どもたちにも広く触れて欲しいという思いから、誰にでも読みやすく、わかりやすい漫画を作ってみようという考えに至りました。
ねらい通り、
大人から子どもまで
読んでもらえた
これまでは自分で作成した論文や資料を使って話をすることが多かったのですが、それをそのまま人に渡しても、読んではもらえないだろうなと、もどかしさを感じていました。漫画はそこが違う。一般の人にも手軽に読んでもらえて、実際中学生の子を持つ親御さんからも、「子どもがとても興味を持って読みました」なんて感想ももらえたのが、うれしかったね。漫画はその手軽さから、波及力がとにかく強いということも実感しています。
想像以上のものが
できあがりました
制作を依頼するにあたり、手書きの資料をお渡ししたのですが、正直どんなものができるのか想像ができていませんでした。しかし、シナリオ、ネームと進んでいくうちに、気持ちが高揚していくのを感じていました。そして実際に漫画ができ、印刷物として仕上がったときには感激しましたね。縄文文化のすばらしさを伝えたい、私の研究結果を伝えたいという双方を見事に描ききってくれていたからです。この漫画は私に活力を与えてくれましたね。JOBコミへ依頼して、本当に満足しています。